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ダイアリー
2009年12月13日日曜日,19:52




手帳の好み逆転
女は大型 自由に書き込み
男は小型 パソコンの補助




 人気の手帳の大きさが男女で逆転している。女性では書き込む余白が十分ある大きめ派が増加。半面、男性は主にパソコンや携帯電話でスケジュール管理をする人の拡大で、補助用に薄型・小型の手帳が売れている。女性は1年に何冊か買い替える人も多く、横ばい気味の市場の主役になりつつある。


 今月初旬、雑貨店のロフト池袋店(東京・豊島)を訪れた専門学校生の女性(18)は右面すべてがノートのように罫線が引かれ、自由に書き込めるコーテッドの「B6 見開き1週間 レフト式」(1785円)を選んだ。欲しい物のリストを書き留めたり、友人との写真を張ったりして「授業の合間や電車で眺めて楽しむ」という。

 カジュアル手帳と呼ばれるこうしたノート型手帳は「手帳をスケジュール管理だけでなく『思い出帳』として使う若い女性に人気」(ロフト)で、ロフトの販売数はシステム手帳の2倍強だ。もともと女性にはバッグに入れて持ち運びやすい小型の手帳が人気だったが大型化が進む。

 一方、男性の事情はまったく逆だ。人気が高いのは縦型の名刺入れを一回り大きくした程度の小型手帳、ハイタイドの「エクリチュール」(504円)。見開き1ヶ月のスケジュール表やメモページなどをそなえ、縦めくりで使う。女性の利用を想定していたが「30代前後の男性が買い求め」、黒はすでに完売した。

 伊東屋銀座本店(同・中央)で都内勤務の男性会社員(39)が手にした手帳はは厚さわずか3.5ミリ。蛇腹式に折りたたむスケジュール表に15ヶ月分の簡単な予定が書き込める独リドの「ミニプランナー」だ。この男性は「予定はパソコンで管理している。出先や移動中くらいしか手帳は使わない」と話す。

 小型パソコンや高機能携帯電話の普及で、スケジュール管理はデジタル機器へのシフトが進んでいる。特に男性でこうした動きが見られ、男性の購入シェアが高かった大判のシステム手帳や黒革などのしっかりしたビジネス手帳の販売数は「減少傾向にある」(日本能率協会)。

 日本の手帳市場は約1億冊。生活の節目や気分転換などを理由に「年2、3回手帳を買い替える女性が増えている」(雑貨店)こともあり、伸び悩む男性需要を女性が補っているようだ。


予定の管理
男女で差



 日本能率協会マネジメントセンター(東京・港)のスケジュール管理に何を主に使っているかの調査で、男性は3人に1人が「パソコンや携帯に搭載したスケジュール機能」(32.3%)を挙げた。ノート型手帳(22.6%)やシステム手帳(13.9%)を上回る。

 これに対し女性は「ノート型手帳」が38%で最も多く、「パソコンや携帯」派は5分の1(20.6%)にとどまる。「女性は手帳に書きためること自体を楽しみ、男性は利便性を求める傾向が強い」(能率協会)と分析する。

(日本経済新聞2009年(平成21年)12月8日火曜日より)


「ほぼ日手帳」などはやはり女性ファンの割合が多いらしく、書き込むスペースが多いというコンセプトを持っている手帳です。

A6版(文庫版)サイズの通常版と、カズンと呼ばれる大版の物があります。

ほぼ日手帳は、コピーライターの糸井重里さんがプロデュースした手帳で、一日一ページをモットーにしています。

ページの下には、俗に「お言葉」と呼ばれる糸井重里さんをはじめ様々な人物の名言が書かれています。


ほぼ日手帳ファンにとっては「お言葉」はなくてはならないもののようですが、純粋に文房具としてほぼ日手帳を使っている人の中には「お言葉」が邪魔だ、という意見も少なくありません。

ただ、ファンのコミュニティーで「お言葉」不要論を唱えると袋だたきに遭いますので注意しましょう。


大版のカズンには「お言葉」がないそうです。


他にも、モレスキン、クオバディス、MUCU、能率手帳などなど選択肢はたくさんです。

綴じ手帳だけでもたくさんなのに、ここにシステム手帳を加えたら、さらにリフィル(システム手帳の替え紙)の自作まで加えたら、それこそ自分に一番合う手帳を見つけることは至難の業かもしれません。

手帳ジプシーと、自らを呼ぶ人がいます。

単なる手帳が趣味なだけでは?

という気もしなくはありませんが、それには多すぎる選択肢が影響を与えているのかもしれません。

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