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ミッドウェイ・オーサカ
2009年11月23日月曜日,1:32

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12月初旬から2010年1月末までの約2ヶ月にわたって、大阪・御堂筋界隈で複合的なアートフェスティバル『ミッドウェイ・オーサカ』が開催される。

本イベントは、演劇祭をはじめ、ストリート音楽にクラシックコンサート、近代建築と光の芸術、現代美術、伝統芸能の催しなど、様々なイベントにが体験できるというもの。御堂筋イルミネーションで賑わう通りが期間限定でエンターテインメント・ストリートに生まれ変わる。

主な催しのひとつとなる総勢30組以上の劇団やダンスカンパニーなどが出演する演劇フェスティバル『オパフェ!~オーサカパフォーマンスフェスティバル~』では、お笑いからコンテンポラリーダンス、伝統芸能に会話劇など15分の作品(ショートプレイ)などが次々と上演される。また、大阪府所蔵の20世紀美術コレクション40点を、御堂筋沿い約15カ所のビルのホール、ロビー、壁面などに展示する『御堂筋アート・ウィンドー』も、注目のイベントだ。

そして、大阪のレトロな近代建築である大阪倶楽部と芝川ビルでは、アートコレクションを展示する『近代建築&アートコレクション』が開催。また、野外での演奏会『ミュージックラバーズストリート 街角ステージ』など、盛りだくさんのイベントが予定されている。

冬の大阪の街に溶け込んだ、新しい形のアートイベント。その場所に行けば何かしら楽しい催しが待ち受けていることだろう。ぜひ気軽な姿勢で、ふらりと立ち寄ってみたい。



『ミッドウェイ・オーサカ』

2009年12月初旬~2010年1月末までの約2ヶ月

『オパフェ!~オーサカパフォーマンスフェスティバル~』

2009年1月9日(土)、10日(日)、15日(金)、16日(土)
会場:御堂会館

『ミュージックラバーズストリート 街角ステージ』

2009年1月9日(土)、10日(日)、16日(土)、17日(日)、23日(土)、24日(日)・29日(金)、30日(土)、31日(日)17:00~20:00
会場:淀屋橋から中央大通までの街角ステージ4箇所

『御堂筋アート・ウィンドー』

2009年12月12日(土)~2010年3月22日(月・祝)

『近代建築&アートコレクション』

2009年12月22日(火)~2010年1月9日(土)
会場:大阪倶楽部(2階談話室)

2010年1月6日(水)~1月16日(土)
会場:芝川ビル4階(展示室)

詳細は、ウェブに12月初旬アップ予定

http://www.midwayosaka.com/

MONO BOX アンコール・プレス!
2009年11月7日土曜日,5:15





ザ・ビートルズのリマスター作品の中でも発売直後から一番人気となり、いきなり入手困難となってしまった完全初回生産限定盤の『ザ・ビートルズMONO BOX』が、アンコール・プレスされ12月16日に発売されることになったのだ。

『ザ・ビートルズMONO BOX』は、オリジナル盤モノラル・ミックス・アルバム10タイトルに、シングル、EP曲等オリジナル・アルバム未収録曲を集めた新編成盤モノ・マスターズをセットにしたもの。完全初回生産限定盤ということもあり発売直後からファンが殺到し、たちまち入手困難、追加生産を望む声が多数寄せられていた。今回は、そんなファンのリクエストに応え、一度限りのアンコール・プレスの実施となる。今回アンコール・プレスされる『ザ・ビートルズMONO BOX』は商品の帯の色が白から黒にリニューアルされ違いは明確になる。ちょっとした話題となりそうだ。


デジタル・リマスターCDの日本国内の累計出荷枚数が、アルバム換算で間もなく250万枚にも到達するザ・ビートルズだが、2009年9月9日の発売以降の世界アルバム売上ランキングが発表された。

最も売れているザ・ビートルズ・アルバムは全世界、日本国内共に『アビイ・ロード』。世界2位は『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』であるという。これは11月6日現在でのデータだが、日本は5位となっている。

また、デジタル・リマスター作品の大ヒットを記念してのイベント<From Me To You ~ザ・ビートルズ感謝祭~>が12月17日に開催されることはお伝えしてあるとおりだが、今回その内容の一部が公開された。


イベント1部では、デジタル・リマスターCD売り上げ上位2作品『アビイ・ロード』『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』を、イギリスでも高く評価されているビートルズ・カヴァー・バンド、ザ・パロッツがライヴ演奏するという。

実はこの2作品、ザ・ビートルズが1966年8月に行なったサンフランシスコのコンサートを最後に、ステージ活動を停止しスタジオに専念した結果の作品で、1969年1月のルーフトップセッションまで彼らが共にステージで演奏することはなかった。メンバーによってライヴ演奏されたことがなく、ザ・ビートルズ幻のライヴとして、ザ・パロッツのパフォーマンスを楽しめれば最高だ。

またイベント2部では、アンソロジーDVDなどから選ばれたスペシャル映像が公開されるようだ。

イベント<From Me To You ~ザ・ビートルズ感謝祭~>への参加は、EMIミュージック・ジャパンのザ・ビートルズ公式サイトにて、11月6日から募集がスタートした。応募締め切りは11月30日だ。

DVD/Blu-ray版延期
2009年11月3日火曜日,20:37




先月28日より全世界で同時公開が始まり、およそ2週間の期間限定上映となるマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)のドキュメンタリー映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』だが、年内に予定していたDVDの発売が延期になったようだ。

当初の報道では、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』はクリスマス前にDVD/Blu-ray版が発売される予定だった。しかし、上映開始から最低90日間経過していなければDVD化が認められないという規制があったため、来年に発売を延期せざるをえないという。Los Angels Times誌によれば、来年1月の終わりか2月初旬の発売を予定しているが、現在でもSony Pictures側は年内のDVD発売を実現させるため交渉中だという。しかし、劇場側は異例を認めない構えのため、年内発売を実現するのは難しそうだ。


マイケル・ジャクソンがオリコン・アルバムランキングで総合1位を記録するのは、1987年10月12日付の『BAD』以来、22年1ヵ月ぶり3作目(1作目は『スリラー』)。

22年1ヵ月というインターバルをおいての総合1位獲得は、ソロ・アーティストとして歴代1位となる。これは2008年5月には、マドンナがアルバム『ハード・キャンディー』で17年11ヵ月ぶりに首位を獲得した歴代記録を塗り替えたものだ。実は、3作品で総合1位の獲得も、洋楽男性ソロ・アーティストとしてはエルヴィス・プレスリーの2作を抜いて歴代単独1位という偉業となった。


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■DISC1 1. Wanna Be Startin' Somethin'

全米5位獲得(from THRILLER)。アルバム『スリラー』のオープニング・トラックで、同作からの第4弾シングルとしてリリース。ツアーでも必ずパフォーマンスされる曲であり、その際もオープニング又は最初の方にラインナップされる。2007年、リアーナが"Don't Stop The Music"でサンプリングして改めて脚光を浴びた。ルイス・ジョンソンの正確無比なベースを軸に、ビル・ウォルファーらによるミニマルなシンセやソリッドなクラップ、キレのあるホーンが折り重なっていくアレンジと、打楽器のような歌声をメロディアスに響かせるマイケルの奔放っぷりが魅力。マヌ・ディバンゴの"SoulMakossa"から借用したコーラス部分も際立って鮮烈なトラック。

■DISC1 2. Jam

全米26位獲得(from Dangerous)。アルバム3作の制作を共にしたクインシー・ジョーンズと袂を分かち、ニュー・ジャック・スウィングの創始者テディ・ライリーをパートナーに迎えて制作した1991年の『Dangerous』からの第4弾シングル。へヴィーDをfeatureし、ラッパーとの初共演曲となったこの曲のビデオクリップでは、マイケル・ジャクソンとマイケル・ジョーダン、2人のMJが夢の共演を果たしている。

■DISC1 3. They Don't Care About Us

全米30位獲得(from HIStory –Past, Present & Future Book1-)。偏見や差別に対する怒り、地球規模の環境保護や世界平和、博愛を訴えた、過去最大級にマイケルのメッセージが詰まった『HIStory』からの第3弾シングル。クイーンの「We Will Rock You」を思わせるリズムがエスニックな要素と融合し、唯一無二のマイケル・サウンドになっている。ビデオ・クリップはスパイク・リーが監督を担当、オール・ブラジルロケを敢行した、色彩豊かな作品となった。「最後のリハーサル映像」として公開されたパフォーマンスでマイケルが歌っていたのはこの曲。


■DISC1 4. Human Nature

全米7位獲得(from Thriller)。優しくも儚い歌声とメランコリックなシンセが夢のようなループを続ける、MJ史上最も美しい楽曲のひとつ。『スリラー』からの第5弾シングルで、TOTOのスティーヴ・ポーカロと、マドンナの「Crazy For You」やホイットニーの「One Moment In Time」などで知られるジョン・ベティスの共作。カヴァーやサンプリングの使用頻度も極めて高く、後にマイルス・デイビスもカヴァーをレコーディングしている。


■DISC1 5. Smooth Criminal

全米7位獲得(from BAD)。アルバム『BAD』からの7枚目のシングル・カットとなる曲で、ビデオ・クリップはマイケル・ジャクソンが原案・製作総指揮・出演を務めた映画『ムーン・ウォーカー』からのショートフィルム。敬愛するフレッド・アステアのごとく、白いハットに白いスーツをまとったマイケルが、ダンスでギャング達をなぎ倒していく映像は胸のすくかっこよさ。なお、マイケルは、このショートフィルムにおいて45度傾く「ゼロ・グラヴィティ」に関して特許を取得している。


■DISC1 6. The Way You Make Me Feel

全米1位獲得(from BAD)。アルバム『BAD』からのサード・カットで、1st、2ndシングルに続いて全米NO.1を獲得。ビデオ・クリップは、マイケルが路上でセクシーな女性をダンスで口説くという、いままでにないコンセプトと、BAD以上にストリート感を打ち出した描写、終盤のシルエット・ダンスシーンなどが話題を呼んだ。監督は『スペース・ジャム』などの作品で知られるジョー・ピトカ。

■DISC1 7. Shake Your Body (Down To The Ground)。

全米7位獲得(from Destiny)。フィラデルフィア・サウンドを踏まえつつ、自らの手による初のプロデュース、作・編曲という挑戦が見事に成功したジャクソンズ3枚目のアルバム、『Destiny』からのセカンド・シングルとしてリリースされ、大ヒットを記録。タイトでブ厚いリズム・セクションとパワフルなヴォーカルは、ポップ・バンドから大人のアーティストとしての脱皮に成功し、揺ぎ無きオリジナリティを築き上げたことを証明した。


■DISC1 8. I Just Can't Stop Loving You

全米1位獲得(from BAD)。アルバム「バッド」からの第1弾シングルで、サイーダ・ギャレットとのデュエット。マイケルは、バーブラ・ストライサンドやホイットニー・ヒューストンとのデュエットも想定していたが、両者とも折り合いが付かず、サイーダが選ばれた。彼女は最初、自身がマイケルに提供した楽曲『マン・イン・ザ・ミラー』のバック・コーラス録りのためにレコーディングに呼ばれたと思っており、自分がデュエット・パートナーに選ばれたと知った時は驚いたという。『バッド』収録曲のベース・パートは、大部分はシンセサイザーによるものだが、この曲ではネイザン・イーストがベースを弾いている。

■DISC1 9. Thriller

全米4位獲得(from Thriller)。PVに使われる予算は当時1000万円程度だったのに対し、この楽曲のPVは2億円をかけて作られた。ジョン・ランディス監督(『ブルース・ブラザーズ』他)による14分にも及ぶホラー映画風のショートフィルムであり、マイケル本人がスターリング、特殊メイクによるマイケルの狼男やゾンビとの群舞が話題となった。彼の演技、ダンスがともに高く評価された。当時MTVは連日オンエアされ、黒人ミュージシャンの映像を流そうとしなかったMTVの暗黙の方針を打開したミュージック・シーンにおけるエポック・メイキング的作品。元々は「STARLIGHT」というタイトルだったという話しは熱心なファンの間ではつとに有名。

■DISC1 10. Beat It

全米3週1位獲得(from Thriller)。エディ・ヴァン・ヘイレンがギターで参加。最初にクインシー本人がエディに直接依頼の電話をいれたところ、イタズラ電話だと思ったエディに「うるせえ!失せやがれ!」と怒鳴られ、電話を切られてしまったそう。クインシー・ジョーンズが「アルバムにはナックの「My Sharona」のようなパワフルなロックンロール曲が必要だ」とマイケルに告げたところ、彼が仕上げてきた曲だそう。実際に本物のストリート・ギャングも加わったダンサーが群舞するショート・ビデオは、現存するありとあらゆるPVの先駆けとなったと同時に、群舞するダンサーのセンターで歌い踊る、というスタイルは現在のポップ・エンタテインメントにおけるパフォーマンス形態の先駆けともなった。

■DISC1 11. Black Or White

全米7週1位獲得(from Dangerous)。全米7週1位をはじめ世界15ヵ国で1位を獲得。実に5億人以上が観たというビデオ・クリップは、映画『ターミネーター2』で広く世に知られることになったモーフィングというCG技術をいち早く採用。様々な人種の人々顔が滑らかに変化していく映像で世界中の度肝を抜いた。ビデオの監督は、「スリラー」と同じジョン・ランディス。

■DISC1 12. Earth Song

全英6週1位獲得(from HIStory )。ビデオ・クリップにおいて、いかに地球が人間によって破壊されつつあるかを概説し、環境破壊、貧困問題について切実に訴えた楽曲で、密猟者、ボスニアの90年代の紛争、破壊された熱帯雨林(最後に写る森は撮影後破壊された森である)など、様々な題材を扱い話題を呼んだ。アメリカでのチャートアクションは今ひとつだったものの、環境問題への意識の高いヨーロッパで爆発的な大ヒットを納め、イギリスで6週連続の1位となり、ヨーロッパ各国で1位となった。10年後の2006 FIFAワールドカップ公式アルバムにも収録された。

■DISC1 13. Billie Jean

全米7週1位獲得(from Thriller)。全米7週連続1位を記録した、83年を象徴する大ヒット曲。ストーカーに遭遇した実体験を草案にしたともいわれている。ビデオ・クリップは、追いかけてくるパパラッチをマイケルが軽やかなステップで翻弄していく内容で、当時のミュージック・ビデオの潮流を大きく変えてしまうほどのクオリティを誇り、MTV文化の隆盛に大きく貢献した(監督はa-haの「テイク・オン・ミー」などで知られるスティーヴ・バロン)。イアン・ブラウンやシャインヘッドらがカヴァーしたほか、ブラック・ストリートがNo Diggityとのブレンドカヴァー(96年)を披露している。この曲のMOTOWN25周年記念イベントでのパフォーマンスで初めてムーンウォークを披露した。


■DISC1 14. Man In The Mirror

全米2週1位獲得(from BAD)。ショートフィルムにはマーティン・ルーサー・キング・ジュニアやマハト・ガンジーの映像が流れる(マイケル本人は登場しない)。世界を変えようと思うならまず鏡の中の男(自分自身)が変わる事からはじめよう、というメッセージ性の強い曲。鏡といえば、スリラーを越えるアルバムをめざすためマイケルは、BADリリース時洗面所の鏡に1億枚と書いた紙を張りプレッシャーを自分に与えていたという。


■DISC1 15&16. This Is It (New Song)

マイケルが死の直前まで全精力を注いでいた幻のロンドン公演「THIS IS IT」のリハーサル映像を中心にした映画『THIS IS IT』と同名タイトルの楽曲で、本サウンドトラックで初めて収録された過去未発表のニュー・ソング。アルバム『オフ・ザ・ウォール』制作時代のアウトテイクの中で、同名曲の存在が明らかにされていたこともあり、原曲はこれと同一のものか?


■DISC2 1. She's Out Of My Life (Demo)

全米10位獲得(from Off The Wall)。アルバム『オフ・ザ・ウォール』からの4枚目のシングル・カット。この曲はギター・ベース・電子ピアノと弦楽合奏だけで編成され、『オフ・ザ・ウォール』のアルバムに収められた全10曲の中でも小編成の人数で演奏される。ドラムスやシンセサイザー、金管楽器などは使用されていない。当時のレコーディングにあたっては、プロデューサーのクインシー・ジョーンズが最近語った談話によると、彼は、マイケルが(これまで歌ってきた曲の傾向から)この歌のような「大人びた恋愛感情の表現を知らないのではないか」と考え、これをマイケルに提供することにした。ジョーンズの話によれば「マイケルは何度テイク(1回分の録音)をとっても、毎回最後に泣いた。10回以上収録し直した末、涙声の歌をアルバムに保存することにした」という。


■DISC2 4. Planet Earth (Poem)

世界紛争や、偏見、差別、環境破壊のはびこる世界を憂い、常に世界平和や博愛主義を訴え続けてきたマイケルによる、「地球」というタイトルの朗読テイク。マイケルがこれまでに作品に込めてきたメッセージのコアとなる内容が、切々と語られる内容に。

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