大阪ミュージアム構想 “府民イチ押し”決定
2009年4月12日日曜日,8:09
まち全体を博物館に見立てる府の「大阪ミュージアム構想」で、ミュージアム登録物９７１件の中から、市民が特に大阪を代表すると推薦したベストセレクション６１件が決まった。寺内町（富田林市）、御堂筋イチョウ並木（大阪市）などの名所のほか、お笑いコンビ・麒麟(きりん)の田村裕さんのベストセラー「ホームレス中学生」で寝泊まりしていた舞台として紹介された「山田西第２公園」（通称・まきふん公園、吹田市）などが選出された。
府民に１月末～２月末、「建物・まちなみ」「みどり・自然」など６分野で公募。約６５００件の投票があり、同構想企画委員会の審査を経て決まった。
セレクションのうち、「ホワイトハウス・イン・オーサカ」（東大阪市）は、実物そっくりに建てられ、装飾建材メーカーの社屋として知られる。そのほか、▽大阪を代表する農産物「泉州水ナス」（岸和田市など）▽聖徳太子の墓がある「叡福寺と聖徳太子御廟」（太子町）▽公園内に新幹線車両を展示する「新幹線公園」（摂津市）▽延べ１０万人を超える動員を誇る「高槻ジャズストリート」（高槻市）▽歴史的街並みが残る「喜連地区」（大阪市）――など多岐にわたる。
セレクションは、解説や住所、開催日などとあわせて府ホームページで紹介。問い合わせは府ミュージアム構想推進チーム（０６・６９４４・６９７１）へ。
（2009年4月12日 読売新聞）