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50th Grammy
2008年2月12日火曜日,13:04



日曜日に開催されCBSで夜8時から11時半まで放送された第50回グラミー賞。

今年は50回記念ということで、フランク・シナトラの映像とアリシア・キーズのデュエットで幕開け。

しかし視聴率は同時間帯では、ナンバーワンの支持を集め、9時半ごろに2010万人視聴者ピークを迎えるも、総合平均は1750万人と昨年より13%ダウンと視聴率はふるわなかった。

今年は誰もが“好き”と“嫌い”をはっきり感じる内容だったようだ。

多くの人は、受賞したエイミー・ワインハウスが世間に赤裸々に公表されてしまっている麻薬問題をテレビ上で垣間見せなかったことに安堵している。

「アルバム・オブ・ザ・イヤー」を大御所トニー・ベネットとともに発表したナタリー・コールは、授賞式のあとで「エイミーワインハウスはグラミーにふさわしくない。「まず生活をちゃんとしてから、賞をとるべき」と語り、自らもドラッグ依存症克服をしたコールは、ワインハウス受賞で若いファンに対する影響を懸念し、さらにワインハウスを「クレイジー」とも形容していた。

また、今回ジャズマンのハービー・ハンコック(67)が受賞アルバム『リバー:ザ・ジョニ・レターズ』でカバーしたジョニ・ミッチェルと共に評価されたことを祝福する者もいる。
(その他5部門を制覇したエイミー・ワインハウスのアルバムを抑えての年間最優秀アルバム賞受賞に値しない作品だという声もあるが)。

不愉快キャラが定着しているカニエ・ウエストも受賞を果たし、最近他界したばかりの母親へ感謝の気持ちをステージ上で述べた。

今年は故フランク・シナトラとのデュエットなどでスポットライトをふんだんに浴びたアリシア・キーズだが、このデュエットが感動的だったという意見もあれば、無意味という声もあった。

大半の人達はビヨンセとティナ・ターナーのデュエットを楽しんだようだ。しかし、いくら険悪な仲だったとはいえティナが元夫の故アイク・ターナ氏へ追悼の意を表さなかったことに怒りを感じるファンもいるようだ。

アレサ・フランクリンによるグラミー賞前夜祭で多くのスターがステージや観客席に現れ、チャリティー基金ミュジケアーズのために4500万ドルの寄付金を集めたことに異論を唱える者は1人もいなかった。また、クインシー・ジョーンズ、ベリー・ゴーディ、クライヴ・デイヴィスら音楽業界の寵児も、“ソウルの女王”表彰のために登場した。

コリーヌ・ベイリー・レイ、パティ・オースティン、レデシ、ブルース・ブラザーズらによる活気溢れるパフォーマンスも素晴らしかったが、会場が最高潮に盛り上がったのはアレサ自身が“チェイン・オブ・フールズ”とのミニパフォーマンスを披露した時だった。メアリー・J・ブライジも登場しアレサとのデュエットを聴かせてくれた。

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